日本料理フォーラム ◆懐石いっ木 一木敏哉◆
先日、京都にて柴田日本料理研鑽会主催の「日本料理フォーラム」が開催されましたので、受講して参りました。2日間にわたり、1日目は「11月の献立」をテーマに実演講習。2日目は、「牛肉」「かぶ」をテーマに講師の方々がオリジナル料理を紹介し、試食及び、ディスカッションを行うという内容でした。私は日程の都合上、1日目のみの受講となってしまいましたが…。
講師の方々
「菊乃井」村田吉弘氏 「たん熊」栗栖正博氏 「美山荘」中東久人氏
「魚三楼」荒木稔雄氏 「山ばな平八茶屋」園部晋吾氏 「天喜」石川輝宗氏
「瓢亭」高橋義弘氏 「木乃婦」高橋拓児氏
実は私も、自店にて月に1度、料理教室を開いております。
どうしたら?解りやすく説明できるのか?
どうしたら?スムーズに進められるのか?
どうしたら?より興味を持って聞いてもらえるのか?
どうしたら?よりよく受講生の皆さんに楽しんでもらえるのか?
どこをどおしたら改善&進化できるのか?
そして、現時点の自分の行っている料理教室はどうなのか?
その答え(ヒント)がなんらかつかめるのではないか?
それには受講生(生徒)になってみないと。と、いうことで受講しまして、
この体験した日本料理のすばらしさを少しでも地元の方々に伝えることができればと、
地方での日本料理に対する理解度は、数十年前の海外の方から見た程度のすし、天婦羅程度の理解しかないように思います。(私が地元に帰り感じたことですので個人の見解とご了承ください。)
昨今では逆に海外の方々のほうが日本料理(日本文化)に対して理解が深いのではないかと思うくらいです。(全ての方がそうというわけではございません。)
そんな世界に誇るべき日本の文化である日本料理これを世界に広めることももちろん大切なことであります。しかし、根底である日本の人々にも伝えていくことがより必要ではないかと、郷土の食事を郷土の魚介、農作物を郷土の文化をより大切にすることが重要ではないでしょうか?
これは各地方の食に携わる者の責務では?郷土料理、郷土の伝統的農作物、海産資源、そして、郷土の食文化が失われてしまわないように、言い方がおおげさかもしれませんが、現状の食をとりまく環境を考えると臆病になってしまう。
毎日のようにメディアに露出している汚染食品、偽造食品、機械的に破棄される賞味期限切れ食品、温暖化による生態系の変化、時間に追われる現代人の食生活に経済問題、近い将来、食事はサプリメントと栄養ドリンクにとって変わられ、食事は楽しみから栄養補給のため仕方のないことになってしまうのではないか?
「食」に対してもっと皆さんに楽しみと理解を深めていただける場を提供するために今やれること、やってみたいこと、やったほうがよいことをやるしかない。「人」が感じる感動や楽しみはよりよく活きていくために必要であるから。
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投稿者 academy : 15:36