春は別れの季節 ◆ 天喜 石川 輝宗 ◆
‘春はお別れの季節です。みんな旅立って行くのです。花びらも・・・・‘
‘制服の胸のボタンを下級生たちにねだられー・・・・’
朝市場へ向う車中のFMラジオからこんな歌が流れるシーズンとなりました。
我が店でも6年間の修行を終えた若者が一人実家の小料理屋を手伝うため卒業していきます。
これは毎年繰り返される風景です。柳包丁の柄に‘天喜’と焼印をいれ送り出してやるのです。
これ以外にも我が店では悲しい別れがありました。
店の池で30年以上生きていた黄金の鯉が死んでしまったのです。
テレビの華麗なる一族からお客様に‘将軍’とニックネームをいただいた
体調94cm体重9,4キロの大鯉が昇天してしまったのです。
朝まで元気にえさ食べていたのに昼に姿を橋の下に隠していました。
‘我が生涯に一片の悔いなし’とでも言っているような大往生でした。
調理長など‘俺より先輩なのに’などと言っていました。
それで記念に魚拓を取りました。
こんな大鯉になりますと死体の始末も大変です。
線香をたいて般若心経をとなえ、葬式をしてから水洗い場で解体いたしました。
1年生に三枚卸にされてしまいました。
人間の年にしたら100歳を超えるおばあさん鯉だったのですけれどなんと卵を持っていました。
彼女の子供は元気に店の池の中を泳ぎまわっています。
又この前ネットには載っていたのですけれど、私の父の故郷余部鉄橋の桜も
今年の春の散り染めのあと伐採される事が決まりました。
この鉄橋桜どこかに移植出来ないものですかねえ?。
寂しい話だけでなくもうすぐ新入生も入社してきます。
辻調の杉浦先生のお墨付きの子ですけれどどう育っていく事か楽しみです。
しょうもないことうだうだ書いてすみません。
何も書くことなかったもので。
投稿者 academy : 2008年03月05日 23:53