2008年01月22日

三國シェフの「現代の名工受賞記念・・・ 料亭旅館 清和荘 竹中 徹男

「三國シェフの「現代の名工受賞記念 感謝の集い」に寄せて」

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1月21日月曜日 東京の帝国ホテルで三國シェフのお祝いの会が有りました。
私はご案内を頂いてすぐ出席させていただくつもりでしたが、
ちょうど店の定休日にも重なり、家内も同伴することになりました。

東京帝国ホテル、私の幼い日の思い出にはNHKの「今日の料理」に
ひげのおっちゃん(今から思えば大変失礼なのですが・・・)事、村上信夫シェフが
とっても美味しそうにハンバーグやオムレツをつくって居られた事があり、
今も鮮明な記憶として残っています。

子供の大好きな料理を、テレビでそれも子供が見てもとても手際よくつくっておられる姿は
まるで手品師のようでもあり、かつ「料理を楽しんでおられる」と見えたものでした。

三國清三さんは北海道のホテルで修行中に、
この村上シェフに憧れて東京にわざわざ出ておいでになったそうです。
(三國さん曰く、「料理の神様」だそうですが)そして、若くしてこの「神様」に認められ
徐々に頭角を現し、(紆余曲折や逆風も多かったそうですが・・・)
若くしてお店をオープンされたそうです。

ご存じのように、三國さんは全国を「キッズシェフ」でまわっておられ、
子ども達の味覚教育を推進されています。
その中で「五味」を教え、彼らの鋭い「味覚」を目覚めさせるのです。
そして、食のすばらしさや大自然の偉大さも伝えておられます。

人は、美味しい物を食べたいと思う。
又逆に作り手は「美味しい物をつくって召し上がっていただきたいと思う」、
これが料理をすることの原点で有ると思います。

お母さんであっても、給食のおばさんであっても、
料理人であっても、これこそが作り手と食べる人の双方の喜びになるのです。
 
先日のパーティーにはまさにその「食べる人」=「喜んでいる人」が集まっておられました。
有名な政治家や芸能人、そして一般のお客様や昔のスタッフまでが一堂に会し、
シェフが長年「美味しい物をつくって召し上がっていただきたいと思う」事を続けて来られた成果に
お祝いをされていました。肩肘張ったパーティーではなく、本当にアットホームな心温まる会でした。

三國シェフにご挨拶を致しましたところ、
「来てくれてありがとう。味噌汁(実は地元北海道の食材を使ったブイアベース、これが最高!)
食べた?」といつもの笑顔で聞いて下さいました。

本当にその笑顔もごちそうなんだなと感じた一瞬でした。 

食べ物を作る。簡単そうで本当に難しいこの仕事は
実はこの笑顔がすべてではないでしょうか?

自分が美味しいと思う物を心を込めて作る。
そして、自信を持って「美味しい?」と聞けることがすべてだと改めて思える一日でした。

その時の笑顔はまさに、私の脳裏残った「ひげのおっちゃん」のそれと同じ物でした。

さあ、また今日から頑張れるな~。

投稿者 academy : 2008年01月22日 19:24