2007年12月24日
九条ネギ ◆ 萬重 田村 圭吾 ◆
本日は冬の京野菜の代表格九条葱についてお話いたします。
九条ネギは伏見の稲荷大社が今の地に移された時に
葱を栽培する様になったと口伝されてきたのが事実ならば和銅4年(711)が起源となりますし、
七・八世紀の文献によると九条附近で葱が栽培されていた記述もあり、
定かでないですがこの葱が九条ネギの元祖と言えましょう。
1684年には東寺附近の南にうまい葱があったとあり、
これは明らかに九条ネギでしょう。
また昔、弘法大師が大蛇に襲われた時に葱畑に隠れて難を逃れたとの言い伝えがあり、
東寺附近には弘法さんの縁日の21日には不幸があるとして葱を食べない風習があるそうです。
九条ネギの栽培は昔からの方法で、収穫までに1年以上かかる大変な作業行程があります。
農家の方々がおいしい九条ネギを作るために伝統を守られている事には頭が下がります。
口当たりの軟らかさと甘味のある深い風味、切り口から出るトロリとしたゼリー状のぬめりが
美味しさの特徴です。
栄養価は香り成分に殺菌作用や肉体疲労を改善する効果があるとされています。
身体を温める作用があり風邪の予防に良いとされます。
投稿者 academy : 2007年12月24日 23:42