京都中央市場 市場まつり(鍋祭り) ◆ 学校法人 大和学園 仲田 雅博 ◆
11月23日に今年も鍋祭り(今年度は市場祭り)が実施されました。
特に今年は、京都中央市場第一市場が出来てから80年となります。
昭和の2年に、日本ではじめて京都で中央市場が出来たのです。
中央卸売市場法が制定される契機となったのは、
大正7年の米騒動であったと言われています。
お米やその他の必需的な食料品を安価に供給し、
国民の消費生活の安定を図るために設置されたものです。
しかし、今日では市場を取り巻く諸般の状況が著しく変化し、
魚や野菜の需要が大きく減少してきています。
今回、私がかかわった鍋祭り(市場祭り)とは、これから寒くなる季節に、
もっと中央市場経由の食材を買っていただき、
寒い季節を元気で乗り切っていただこうとする趣旨で開催されおります。
また、京都の冬の美味しい野菜を食べて頂こうとするものです。
寒くなれば、どの家庭でも鍋を囲んでの食事が普通のような時代から、
今では、個食の時代となり、一家団欒も食事の楽しさも失われつつある現在です。
市場では五年前から、小学生の子供たちを対象として、
子供たちに美味しい鍋料理を作ってもらい、
それをコンテスト形式で評価するこのコンテストがはじまりました。
この趣旨の最大の目的は、家庭で一人でも多くの人達が、
市場から購入した野菜を少しでも多く食べて頂き、需要の拡大を進める物です。
その為に、子供さんに作って頂く事が、家庭での団欒や家族揃って
食べるといった場が演出できると言う事です。
現在では、スーパーに行けば、鍋セットなるものが売られており、
手間を掛けること無く家で鍋が簡単に作れるといった世の中です。
今の人達は、手間は無駄であると考えられているのでしょうか。
私たちは、手間は=美味しさと判断するのですが、
私が間違っているようにも思ってしまいます。
私も、京都の中央市場が、食材の番人となって頂き、
私たち市民に、安全で安心な食材を提供して頂く事を願っております。
今年は、市場祭りとなり、まぐろの解体即売や
全国の地方からの食材の展示があり、大変楽しい一日でした。
日本には、本当に素晴らしい食材があることに改めて感動した次第です。
投稿者 academy : 2007年12月01日 23:56