2007年10月24日

時代祭りで感じた京の「粋」                 萬重 田村 圭吾

ここ数日すっかり涼しくなってまいりましたね。
先日22日は京都料理組合の皆さまとともに、時代祭りに参加させていただきました。

平日にも関わらず、市民の皆さまがお祭りの行列奉仕に参加されておられました。
詳しい時代祭りの話は後日、準主役がお勤めになった方からご報告があると思いますが、
今日は私が時代祭りから感じた京都の「粋」についてお話します。

その方の名前は「清水さん」(もうひとりの女性の方がたしか
そう読んでおられたように記憶しますが?)と言うお方で
私たちの着付けから食事の配給にゴミ集め、
また進行に対してのさまざま指示をだして下さっておられた方です。

それとなしに「ご主人は平安神宮の方ですか?」とお聞きすると
「いえいえ、私は普段はただのサラリーマンです。
祖父の時代から縁あってお世話をさせて頂いている関係で
私もその業を引き継いでいるだけです。
かれこれ35年くらいになりますか?」とさらりと言っておられました。

三条木屋町で信号待ちしているときに交わした会話ですが、
私は誇り高き京都人の「粋」に触れることが出来た貴重な時間でした。

江戸っ子のように「ねじりはちまき」で我先に祭りに参加する元気の良い「粋」とは違い、
「目立たんとこほどキッチリする。」また「人が大変やなあーと思うことをさらりと続ける」
これが京の「粋」と私は感じます。
自分には程遠いことですが・・・・・。

京都の人々はこうやって伝統・文化を市民レベルで皆さんひとりひとりが
守って下さっているのだと感謝の念でいっぱいになりました。

平安神宮近くまで戻ると参道の皆さんから我々に
「ご苦労さん。ご苦労さん。」の声援を頂きましたが、
装束を着ている私たちはある意味、表舞台で晴やかなものですが、
朝早くから集まり長い時間歩いた私たちと同じ時間、
いやそれ以上に「裏方さん」の方がほんとうの意味で「ご苦労様」と思います。

「縁の下の力持ち」で頑張って下さった「清水さん」と
「黄色のトレーナーの女性方(スミマセンお名前がわからず)」はじめ
他の裏方の方々この場をお借りして御礼申し上げます。
本当にありがとうござました。

最後に本日、高橋英一組合長の後ろで歩かせて頂いたので、
いろいろなお話をお伺いできました。
組合長は毎年、「供奉長」というお役をされており、
それ以前からいろいろな役をされていたようです。

「私もなんやかんや毎年歩かせて頂いて33年になるかな?」と
さらりとおっしゃる組合長にも「粋」を感じた一日でした。

投稿者 academy : 2007年10月24日 23:58