十勝・帯広紀行 その1 ◆ 嵐山熊彦 栗栖 基 ◆
今月初旬、東京のお客様S氏の執りはからいで、当店グループのN店長ともに
広大な十勝平野の中心都市として栄える帯広市を拠点に
美食・美湯礼賛の旅を敢行してまいりました。
と、言いましても事前に打ち合わせて旅行計画を立てたわけではなく、
現地に精通されたS氏の御案内のもと、ひと時の安息を求め秋風の中、
北の大地を歩いてまいりました。
取り分けて申すならば、帯広滞在中の天候はすこぶる良好で、
まさにガイドブックに掲載される写真や大雪山系の風景画の世界に引きずりこまれたような、
まさしく大自然の香りを満喫できた旅でした。
もちろん北海道は過去、幾度となく訪れておりますが
今回は別格で時間にとらわれることなく自然体のまま、
五感の気孔は常に全開で全身再生された気分に浸り、
体内の細胞は普段の何倍にも活性化していたようです。
私の稚拙な文章では到底、この大自然を礼賛する事は不可能と判断し、
これ以降は写真とその説明でお話進めていくことしましょう。
十勝千年の森
日高山脈と十勝平野の境界部分に位置し、芽室岳北部にあるペケレベツ岳を主山とし、
標高は275~460mで標高差180m、敷地350ヘクタール。
十勝千年の森を運営する農業生産法人「ランラン・ファーム」は、多様な動植物が
生息する自然林の育成・保全と、十勝在来の樹種の植林による本来の十勝の森の復元、
環境教育の場づくりを実践しており、千年におよぶ事業計画のもと地球環境を考え、
この森を通じて、新しい価値観を次世代に広め、人間と自然が共生する事の重要性を
全世界に発信しており山頂から見下ろす景観は必見の価値があります。
森の中にひっそりと鳥兜の花が咲いていました。
まさしく“綺麗な花には毒がある”という言葉がピッタリ!
この日のディナーは、帯広市内にある、知る人ぞ知るジンギスカンの名店、
秘伝のタレに漬け込まれた羊肉を兜形の鍋で焼き、焼きたてを一口食べれば、
瞬時に柔らかくジューシーな肉の旨みが口一杯に広がり、
今まで食べたジンギスカンとは一味ちがい、牛肉で食べる量の倍量を完食しました。
この店は女将さんが1人でお店を切盛りされ、まさしく地元に愛され、
親しまれているのが一目でわかる、とても気さくで気の行き届く、肝っ玉母さん、
お話しするだけで、とても心が休まり、明日への活力が沸いてくるような人でした。
その後、繁華街をぶらり、北の酒場は我々を暖かく迎えてくれ、
酒宴は深夜まで続き、誰も明日の予定など気に留めない、気ままな旅行初日となりました。
次回も引き続き、十勝・帯広紀行と題し、秘湯巡りのご案内をさせていただきます。
投稿者 academy : 2007年10月23日 23:51