文殊菩薩 ◆ 杢兵衛 寺田慎太郎 ◆
毎月第二、第四土曜日は京都国立博物館の常設展示室の無料拝観日です。
皆さん、ご存知だったでしょうか?私は休憩時間を利用して毎月のように博物館に足を運びます。
一階の展示室は殆ど展示品の入れ替えがないので、
軽くチェックしてから直ぐに二階の展示室に行ってしまいます。
二階の展示室は毎月必ず入れ替えが行われており
改めてその収蔵品の多さに驚かされてしまいます。
今月の展示は非常に素晴らしかったです(いつも素晴らしいけど)。
目玉は何といっても俵屋宗達作の「風神雷神図屏風」、
そしてそのすぐ隣には本阿弥光悦と宗達の合作「鶴図下絵和歌巻」が展示されています。
おそらく誰しも一度は本なりテレビなりで御覧になったことがある名品中の名品!
しかしこの展示室より更に驚きまくったのが高僧の墨蹟ばかりを展示している部屋です。
そこに並ぶ名前は古林清茂をはじめ蘭渓道隆、宗峰妙超、夢窓疎石等々、
この部屋だけで国宝が2~3点ありただただびっくりです。
さすがは日本が誇る博物館ですね。
前置きをだらだら書きましたが、今回はもし皆さんが博物館に行かれることがありましたら
是非一度御覧頂きたい仏像を紹介したいと思います。
これは一階展示室にあるのですが、数年前から突如博物館に登場し、
今や他の仏像を圧倒するほどの威圧感を漂わせています。
「文殊菩薩騎獅像」です。金戒光明寺所蔵の名品で鎌倉時代に製作されたものです。
文殊菩薩は「3人寄れば文殊の知恵」なんて言葉があるように知恵を司る菩薩です。
獅子の背上の蓮華座に坐して右手に宝剣、左手に経典を持っています。
私は仏像マニアではありませんが(仏像が好きなだけです)、
この文殊菩薩には本当に魅了されます。
非常に美しい顔、均整の取れた体、獅子の迫力、
非の打ち所が全くもってありませんね。
獅子の胴部分には微かに彩色が施された痕跡があり、
当時の姿がどのようであったのか気になります。
私はマニアではありませんので詳しい知識が無く、
その仏像の素晴らしさをここでは説明できませんので、
是非一度博物館に足をお運び頂き、御鑑賞下さい。
本当びっくりしますよ。
投稿者 academy : 2007年09月30日 20:29