2007年09月21日

水の話                           美山荘 中東 久人

水の話といってもそんなに難しいものではなく、
ただ美山荘がある京都花背という地の水が
いかに旨いかという事を言いたいだけの自慢話です。

実は先日 地元の中学校から 地元で活躍している先輩として
花背という土地のすばらしさを話して欲しいという依頼があったので、
題を何にしようかと考えていたのですが、相手は中学生だし
小難しい事しゃべっても寝られてしまうのがオチだと考え、
ここは料理人らしく、特徴ある性質の水で出汁をとる実験をしてみようという事になりました。

まず、花背の水、町の水道水、フランスのコントレックスを用意しました。
皆様のご周知の通り、昆布だしは、軟水のほうが旨みが出やすい!

京都の水は、硬度が大体60mg/l~80mg/lくらいの中硬水で、
水道水もカルキ臭はありますがそれくらいの硬度です。
出汁をとるには問題なく、出汁が取りやすい硬度です。 

花背の水(谷水)はそれ以下の軟水になります。
そしてコントレックスというと、硬度1551mg/lの超ウルトラ硬水となります。

そして、それらのデータを元に実験開始!
同じ分量の昆布と鰹を同じ時間でそれぞれ 出汁をとってみました、、、、

結果! 内心 もしかして明らかな差が出なったらどうしよう~ってビクビクしておりましたが、 
生徒や保護者、先生方も全員一致で
 1位:花背の水
 2位:水道水
 3位:コントレックス
という結果になり、私自信もそこに歴然とした差がある事を実感し、
花背の水のすばらしさを 中学生や保護者、先生方にアピールする事ができ大満足でした。

本当に水と料理の関係って大切なんだなぁ~って思うと同時に
すばらしい場所で料理を作らせてもらってる事に対して感謝の気持ちで一杯になりました。

しかし、軟水だけが良いわけではなく、紅茶などは硬水のほうが美味しいですし、
コーヒーなんかも中硬水のほうがおいしいと言われています。 
水も凝りだすと、調味料のように使い分けが必要になってきますね!

いつまでも、美味しい水が飲めるように環境には気を使ってゆきましょうね!
最近 水太り気味な山の住人より、、、。

投稿者 academy : 2007年09月21日 23:51