2007年08月12日

日本料理コンペティション地方予選大会始まる 梁山泊  主人 橋本憲一

8月7日京都調理師専門学校において第1回日本料理コンペティション、
近畿中国四国地区予選大会が行われた。

これを皮切りに全国で五箇所の予選が順次行われる。
大会の幕は切って落とされたわけだ。

来年二月八日の本選に向けて、
全国の日本料理人たちの熱き戦いが始まった。
私は大会副実行委員長として近畿中国四国地区予選大会に参加させていただいた。

思えば、委員長の栗栖基さんの招集でコンペティション委員会は
夜中の貸し会場に集まり、何度と会議を繰り返した。
最初の会から京都調理師専門学校の先生方には積極的に意見を述べて貰った。

もちろん、事務的な段取りの検討も幾度となくした。
しかし、本心は日本料理界を活性化させたい思いであり、
この明確な目標がどのように達成できるかを話し合った。

とりもなおさず、これからの日本料理を志す若い料理人たちに
いかに魅力的な夢が提案できるかという責任という
自らに向けられた刃を背負った話になっていった。

一番問題になったのは、どれだけ公明正大に行われているかという説得力であった。
それはコンペティションの信頼性でもある。

神経質なまでの気配りは京都調理師専門学校の先生方の原案があってこそ、
はじめて具体化できた。

予選会場は三十分の調理準備を経て、
すでに各人が提出したレシピに従って三時間の実技が始まる。

食材はそのレシピに従ってそろえられている。その点検に準備時間を当てる。
二人一組で十分おきに六組が調理を開始するスケジュールだ。

京都の夏。ただでさえ蒸して暑い。冷房が効いているとはいえ、
開場の雰囲気はいつになく重く暑い。
張りつめた緊張感は壊れそうにない。これも熱い。
息詰まる会場の雰囲気も調理が始まると、徐々に緩んでいった。

選手の強張った気配が調理に移っていったのだろう。
各人の頭の中は次の段取りがグルグル回っている。

そんな作業を通じて、人柄が顔を覗かせる。
さすがに予選を通過してきた人たちだ、
仕事の合間に見え隠れするそれがいかにも気持ちいい。

料理に一生懸命な人たちこそが醸し出せる雰囲気に接していると
不思議なありがたいという気持ちがこみ上げてくる。

次の世代がこのコンペティションを目標にしてくれるように
この会を育てて行ければと思った。

投稿者 culin : 2007年08月12日 21:38