2007年07月21日

京都の祝膳                         美山荘 中東 久人

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私は とっても感動しております。

と言いますのは、芽生会という老舗料理屋の会で年4回
大和学園で料理フォーラムを行っているのですが、
今回は 天ぷらで有名な料亭“天喜”のご主人 石川輝夫さまに講師としてお越しいただき
“京の祝膳”を何品か作っていただきました。

内容は、祝肴三種(数の子粕漬け・巻するめ・結び牛蒡)・ひれふくさ仕立て・
合せはまぐり・雲竜豆腐・くじら豆腐・鼈甲生姜・御所柚子の合計9品です。

これらは本当に手間のかかる料理ばかりで、一週間とかかけて仕込むものや(数の子)
これどうやって結んだのか何回聞いてもできないもの(むすび牛蒡)などなど
昔の料理人の発想の凄さに驚かされてしまいました。 

“手間”とは料理人の為にある言葉ではなく、お客様の為にある。
そのことを今回の小さな一切れ一切れの料理には煌びやかな豪華さは無い、
しかしその奥ゆかしさを感じた時、じわ~と涙がにじみ有難い気持ちにさせられました。

昔の人は、これらの料理を出され感動を覚えた、、、
それは、昔の人はその料理人の苦労(手間)を解っていたからこそ、
その地味な祝膳に“持て成し”の心を感じていたのだと思いました。

やはり、小手先だけでは人をびっくりさせられても、感動はさせられないという事を
再確認させられたフォーラムであり、日本人を感じたフォーラムでもありました。

次回フォーラムは9月18日で「文人会席」がテーマです。
今度は何が学べるかな~。

投稿者 culin : 2007年07月21日 23:51