2007年06月29日

地元の産物について                     監事 西田 隆夫

先日兵庫県の篠山市にある百合園に行ってきました。
私は野草好きなので、野草園の雰囲気を期待して行きました。

一歩足を踏み入れると色とりどりの百合がところ狭しと密生して咲いており、
聞くところによるとシーズン時は10万本が咲き乱れるとのことでした。

家内と二人で行ったのですが、全体として大変カラフルで豪勢ではあるのですが、
二人ともどこか違和感を持ちながら見ていました。
見終わってから、その違和感は何かなと考えてみました。

まず第1に西洋系の原色の濃い種類が多かったこと。
また同じ種類の百合が整然と植えられており人工的な印象をもったことにありました。
二人で自分達だったらこんな風に工夫するのにと、勝手にこの園の経営者になりきって
二人で議論していました。

ちょうど見終わったところで、露天で丹波栗の焼き栗を売っていました。
焼栗といえばすぐに思いつくのが天津甘栗であり、
比較的小粒の甘栗をイメージします。

天津甘栗はどこへ行っても見かけるものであり、
その地域でないと食べられないというものではないので、
自ら買ってまでして食べると言うことはほとんどありませんでした。

ところが、この露天で売っていた焼き栗は、
地元である丹波産の栗を使っており、
また見た目にも大粒でボリューム満点だったので、
おいしそうなイメージにつられて買って食べることにしました。
丁度時間的に3時前後でおやつの時間帯ということもあり、
大変おいしく頂くことが出来ました。

今の季節は栗がとれる時期とは外れているのですが、
それでも地元の産物を地元で食べるということのイメージが
おいしさを感じるうえで大きな影響を与えているのだということを、
改めて確認することになりました。

丹波篠山といえば、丹波栗以外にも黒豆や牡丹鍋など
郷土色豊かな食べ物が多くあります。
今度篠山を訪れるときはその産物が取れる時期に
これらの産物をおいしく食べることを目的にして訪れたいものです。

私共の住んでいる京都では、いわゆる京野菜がブームとなっています。
この京野菜は、もちろん品種として味の面で優れていると言うこともあるのでしょうが、
さらに京都のもつ雅なイメージも手伝っておいしく感じる効果が倍化されているのだと思います。

さらに同じ京都といっても、京都の雰囲気を最大限感じることができる
料亭という空間でそれを頂くことが出来れば、
正にこれ以上はないという京野菜の味を満喫することが
出来るのだろうということを改めて感じています。

投稿者 culin : 2007年06月29日 21:14