2007年06月11日

「京ことば」について                 懐石・宿 近又 鵜飼治二

皆さんは多分、京都に生まれてよかったと思っていらっしゃると、
私はおもうのですが、いかがですか?

この文章を、私が京都風に言うと次のようになります。

「皆さんきっと京都に生まれはってよかったわぁーと思ってはると、
うちは思うんやけど、どうですやろ。」

これでいいですかね。正式な京都弁で言うと間違いあるかもしれませんが、
私がいうとこんな感じになります。

なんかいいですね、私はこんな感じなんか好きです。
「はって」とか「はる」とか「けど」とか「やろ」とか。
「通らはる」「泣かはる」「来はる」
他にも「気ー付けとくれやっしゃ」、「絵ー上手ですなー」、「字ー下手ですわ」

「歯ー痛いんですね」なんて、何でも語尾を延ばしたり。
それと「さん」とか「はん」とか付けるのもいいですね。
「お芋さん」「お豆さん」「お稲荷さん」「お日ーさん」「お粥さん」

宴席で舞妓はん、芸妓はんが「お月はん」とか、「おとうはん」「おひとはん」
あとは、「おこしやす」とか「かんにんえ」「おすえ」
「だいじおへん」「なんぎどすな」「おへんな」
まあ、並べ上げると切りないさかいに、こんなもんにしときますけど・・・。

ほんまに京ことばというのは、いまさらながらおもしろいことばですわ。
食材や、自然界のものまでに「お」や「さん」をつけたりして。

敬語使ってるのか、やんわりとけなしてるのか、
のんびりした、穏やかな、やわらかいそんな雰囲気が雅な京都を表現しているのですかね。

でも実は、このなことも?
「またにしとくれやす」「帰りによっとくれやす」「考えときますわ」「おおきに」
「まぁゆっくりしとくれやす」「お茶でも飲んでいっとくれやす」なんて、怖い怖い。
まあ、私もたまに、やんわりと使ってますね。

皆さんも京ことばは、きっといいことばだと、おもってはると思いますけど、
他府県の人やまた、最近の若い人は京ことばの真意を考え、
よく理解し、即座に反応し、京ことばに含まれる愉快さ、おもしろさとして、
楽しんでいただければと思います。

「京ことば」がなくならんように皆さんぎょうさんつことくれやす。

投稿者 culin : 2007年06月11日 21:53