「京ことば」について ◆ 懐石・宿 近又 鵜飼治二 ◆
皆さんは多分、京都に生まれてよかったと思っていらっしゃると、
私はおもうのですが、いかがですか?
この文章を、私が京都風に言うと次のようになります。
「皆さんきっと京都に生まれはってよかったわぁーと思ってはると、
うちは思うんやけど、どうですやろ。」
これでいいですかね。正式な京都弁で言うと間違いあるかもしれませんが、
私がいうとこんな感じになります。
なんかいいですね、私はこんな感じなんか好きです。
「はって」とか「はる」とか「けど」とか「やろ」とか。
「通らはる」「泣かはる」「来はる」
他にも「気ー付けとくれやっしゃ」、「絵ー上手ですなー」、「字ー下手ですわ」
「歯ー痛いんですね」なんて、何でも語尾を延ばしたり。
それと「さん」とか「はん」とか付けるのもいいですね。
「お芋さん」「お豆さん」「お稲荷さん」「お日ーさん」「お粥さん」
宴席で舞妓はん、芸妓はんが「お月はん」とか、「おとうはん」「おひとはん」
あとは、「おこしやす」とか「かんにんえ」「おすえ」
「だいじおへん」「なんぎどすな」「おへんな」
まあ、並べ上げると切りないさかいに、こんなもんにしときますけど・・・。
ほんまに京ことばというのは、いまさらながらおもしろいことばですわ。
食材や、自然界のものまでに「お」や「さん」をつけたりして。
敬語使ってるのか、やんわりとけなしてるのか、
のんびりした、穏やかな、やわらかいそんな雰囲気が雅な京都を表現しているのですかね。
でも実は、このなことも?
「またにしとくれやす」「帰りによっとくれやす」「考えときますわ」「おおきに」
「まぁゆっくりしとくれやす」「お茶でも飲んでいっとくれやす」なんて、怖い怖い。
まあ、私もたまに、やんわりと使ってますね。
皆さんも京ことばは、きっといいことばだと、おもってはると思いますけど、
他府県の人やまた、最近の若い人は京ことばの真意を考え、
よく理解し、即座に反応し、京ことばに含まれる愉快さ、おもしろさとして、
楽しんでいただければと思います。
「京ことば」がなくならんように皆さんぎょうさんつことくれやす。
投稿者 culin : 2007年06月11日 21:53