2007年06月04日

斬鉄剣に恋してる             平等院表参道 竹林 下口英樹

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「俺は愚かだ」 何でも切れる、切れ止まない刃物がほしい!!
逢えるものなら彼に会いたい...斬鉄剣だ!!

小さな頃からテレビっ子だからやろか、
ルパン三世の石川五右衛門の持つ、斬鉄剣を握ってみたい。

僕だけやない、料理人はみんな思っているはず、
「何でも切れる、切れ止まない包丁がほしい」と、
僕はあれよあれよという間に包丁が山のようにたまってしまった。

写真以外にもまだある。白鋼、青二、銀三、青鋼13枚流し、
本焼き、V金10号、モリブデン、グリステンからナイフの材料まで、
庖丁といったものはほとんど持ってみた

もっときれる物をもっともっと切れる包丁をという想いが山のようになったのか?
特に柳だ!! 忙しい日や季節には、刺身を200人前位は軽く引くことになる
もちろん、スタッフはほかの仕事で忙しいので、僕一人でこなさなければいけない。

包丁が切れなければ、仕事は遅くなるし、
体も疲れる、上げくの果てに手まで切ることになる。
それだけではない、精神的にも戦いだ。

気をまぎわらせる為に包丁は何十人前ごとや白身や赤身、
貝や烏賊、海老などにも手先を替える一層の事、
シザーハンズやコブラのサイコガン、どろろの百鬼丸のように
全身が道具になって欲しいとまで思う始末だ。

だが、ここ数年、僕の心を癒してくれる包丁が出てきた!
「V金ゴールド、本焼」まさしく超合金、未来の和包丁、夢のような包丁だ。
「切れる、切れやにくい、錆びない」三拍子揃っている、斬鉄剣に近い。
もちろん、ステン系なので錆びない、オリジナルの混ぜ物の鋼だ。

それにまして、超低温官に入れ 1300℃~1350℃まで焼き入れし
ガス(液体窒素)冷却で-70℃まで焼き入れ(サブゼロ処理)してから
本焼きのように焼き戻しまでしてある、硬度は本焼きと同じで粘りもある超合金鋼だ。

まるでガンダムや鋼鉄ジーグやなぁ 日本の技術 バンザーイ バンザーイ
やはり、市場は大きなところに動くもんやなぁ

関西にはほとんど出回ってないらしく、東京やニューヨークで飛ぶように売れているとか。

いろんな庖丁や鋼を扱っている友達がいるせいでもあるし、
超安くで譲ってもらっているせいでもある。
挙句の果てには、自分でデザインした物まで作った。
僕は普通と思っているがマニアの部類?とよく言われる馬鹿だ。

しかし、このおかげで仕事もかなり楽になったような気がする。
ちょっと離れた時や出仕事でも錆びないし、
忙しくてへとへとになり会計が終わった後や仕込みで
晩くなっても研がずに仕事も終われズルも出来る、僕のベストパートナーだ。

でも、永遠には切れる事はない、斬鉄剣には負けよるなぁ。
次は日本の技術がどんな物を作るのかが楽しみやなぁ。

あっ 庖丁にこだわっている安念さん もし持ってなかったら、一度持ってみて絶対ええでぇ。 
意見も聞かせて欲しいし、庖丁をあてに「ぐびっぐびっと」一杯やりますか↑↑

投稿者 culin : 2007年06月04日 23:54