2007年06月01日

日本料理を食べたことがありますか?    学校法人 大和学園 飯 聡

調理師学校において、日本料理を専攻し、
就職したいという学生が激減しているのは周知の事実です。
多くの料理店の負託に応え切れていません。
本当に心苦しい限りです。

もちろん、ただ手をこまねいているわけではなく、
折に触れて「和」の良さを啓蒙しています。

春と秋の区民茶会のポスターを掲示して参加者を募ったり、
食べ歩き研修会を企画して、料理店での食事を楽しむと共に、
周辺施設の見学を企画したりしています。

昨年のブログにも投稿しましたが、アンケート調査、
「京料理を食べたことがありますか」の問いに対し、
おおむね40%の学生が「経験がある」と回答いたしました。

今年度は質問形式を変え、「京料理店で食事をしたことがある」
「日本料理店で食事をしたことがある」の2つの設問をもうけました。

結果はどうなったと思いますか?

全学生の調査が終了していませんが、
約85%の調査が終了しましたので報告したいと思います。

京料理店で食事をしたことがある  →21%
日本料理店で食事をしたことがある →52%  となりました。

京料理店で食事の経験はないが、日本料理店での経験はある等、
詳細な分析はこれからとなります。
また、具体的な店名、業態、季節、昼か夜、感想も設問していますが、
京料理店、日本料理店の判断基準は学生によって実際にまちまちでした。

京料理店の経験数はともかくも、昨年の結果と比べて、
過半数もの学生が経験しており、少し「明るい」と思いませんか。

店名こそ忘れてしまったものの、その時の印象を克明に記憶しており、
「とても楽しかった」「美味しかった」などの回答が多くありました。

今後は一人でも多くの学生に、授業レベルではない、
「ほんまもん」のだし巻きを試食させたり、出来たてのすまし汁や、
焼き物、揚げ物、蒸し物、酢の物などを試食させたりして、
日本料理って実に美味しいものであることを、
授業を通して体感させていきたいと思います。

身体に優しく健康食でもあり、そして誰もが食べ飽きない日本料理が、
今や世界中で注目されていることを訴え続けていくことこそが、
多くの若者が日本料理を専攻し、就職を果たす原動力になることを
訴え続けていきたいと思います。

何を措(お)いても、「世界の名物、日本料理」なのですから。

投稿者 culin : 2007年06月01日 21:39