2007年05月27日
床 ◆ 銀水 山岸裕明 ◆
私どもの店では、5月から「床」をしています。
これは鴨川の支流の禊川(みそそぎがわ)のうえに土台を組んで
すのこを上に置いて座れるようにしたものです。
南座や東山などが眺望できるのですが、この1ヶ月の間に
山々の緑が新緑から、命の息吹を感じる濃い緑へと変化していきます。
気温も暑い日と寒い日が繰り返され、
季節が春から初夏へと劇的に変わっていくのがわかります。
先日、ある会で料理講習のお手伝いをしたのですが
講師の先生は昭和14年生まれの大ベテランの料理屋さんの大将なのですが
近所の八百屋さんへも走って買い物に行かれたり、
颯爽と自転車にまたがって走っておられます。
その方が講習の時に青寄せ(ほうれん草など緑の葉を塩ゆでして裏漉したもの)で
色を付ける時は、山々の色を見てその色に合わせて緑の濃淡を決める。
と、教えていただきました。
私はこれまでただ漫然と色を付けていたので、
「あー、こんなところにも気を配って季節を表現するんやなぁ」と
目から鱗がおちました。
まさに温故知新ですね。
そんな先輩方の貴重な意見をこれからもお聞きしたいと思っています。
投稿者 culin : 2007年05月27日 20:24