2007年05月22日

とんかつは京都が元祖?          料亭旅館 清和荘 竹中 徹男

先日、九州出張の折、鹿児島空港にむかうレンタカーの中で
「黒豚とんかつ」の登りを見つけ、ちょうどお昼時でもありましたので、
立ちよって食事となりました。

店内は、昔の農家を内装だけ改修した作りで、
民芸調の調度品の中にジャズが流れるというモダンな物でした。

取り敢えずその「黒豚」のロースカツ定食を注文し、待つこと10分、
とんかつの横にはちいさな擂り鉢に入った炒り胡麻!

京都の何処やらで見た形体です。
とんかつソースとぽん酢の両方が用意され、
生野菜のドレッシングもカボス風味とゴマ風味でこちらも何処かで見た風景でした。

御主人に伺うと「勿論もともとと鹿児島ではゴマも掛けないし
ドレッシングもふた種類もなかった」とのこと、
「いろいろと食べあるきをして、ゴマの風味がおいしかったので・・・・」という話しでした。

鹿児島の黒豚が京都でとんかつになり、そこでゴマの風味を持って、
鹿児島に里帰りしたようなものです。

この話は、関西と九州の話しですが、
もう既に日本料理と西洋料理の話しにもなっています。
戦後、欧米の食生活が日本に入り、今やメタボリック症候群の根源になって、
逆に欧米では健康食として和食が取りいれられている。

なんとも不思議な世の中です。

アカデミーの活動を通じて本当に人に必要な「食」とはなにか?
安全な「食」とは何かを世界に、そして、次の世代に「確実に」
伝えなければならないことを改めて考えさせられました。

でも、黒豚ウマかったなー!御馳走様でした。

投稿者 culin : 2007年05月22日 22:22