旬のお野菜 ウスイ豆 ◆ 萬重 田村 圭吾 ◆
桜もすっかり散り、新緑の季節がもうすぐやってきます。
緑の若葉が目にも優しい時期ですね。
我が日本料理アカデミーも4月からNPОとなり、新しい組織でスタートいたしました。
昨日はその体制での始めての総会だったのですが、無事終了することが出来ました。
さて本日は新緑の季節になると欠かせない食材の一つ「ウスイ豆」についてお話します。
最近冷凍食品のグリーンピースの流通量が多くなり、
おいしくないイメージがついてしまっていますが、
生のウスイ豆は非常に美味しいものです。「よくグリンピースは嫌い。」
というお客様に「だまされたと思て一度たべてみてください。」と言うと
たいがいのお客様は「おいしい。」と言うて食べてくれはります。
実は皆さんが俗にグリンピースといっている豆とウスイ豆は品種が全く別のものなんです。
そんな豆は、古代エジプトのツタンカーメン王の王陵と共に発掘されたほど栽培の歴史は古く、
ギリシャ時代から栽培され、地中海や中国で盛んに栽培されてきました。
日本には10世紀に乾燥させた穀物として渡来しました。
野菜として江戸時代からで、一般的には明治になってから全国に普及しました。
和歌山のみなべ地区のものがよいとされますが、最盛期を迎えると、和歌山はもとより、
地物の京都産のものは京都南部の井手や木津で収穫されます。
実際の生のものは栄養価の面から見てもバランスのよい食品であることが解ります。
主成分はたんぱく質と糖分ですが、ビタミンCはトマトの3倍。
また緑黄色野菜にもかかわらず、アミノ酸を多く含むのでうま味・甘味を感じます。
他の野菜の群を抜いた食物繊維で大腸がん予防に。
豆類特有のリノール酸は不飽和脂肪酸を含み血中コレステロールを下げる効果が在ります。
投稿者 culin : 2007年04月24日 15:34