2007年03月27日
春到来 ◆ 銀水 山岸裕明 ◆
待望の春がやってきました。
2月が暖かかったので、よけいに待ち遠しかった春です。
記憶というのはスゴイもので、春になると食べたくなる物があります。
まず、筍は薄い八方地で鰹節をきかせて・・・
飯蛸は甘めの地でしんみり焚きましょう・・・
鯛の子は花を開かせてお供に蕗もつけましょう・・・
油目を骨切りして葛粉を打って吸物にして筍と菜の花でどないでしょう?
後、諸子も食べたいけど最近は手に入らないので
鱒を焼いて花山葵の醤油漬をあしらいに・・・酢取った蓮根もつけときます。
小ぶりの鍋に皮を剥いた一寸豆をズラッと並べて蜜煮にします。
白魚とたらの芽や蕗の薹を天婦羅にして塩で頂きましょう。
食べ物というのは命を頂くという事なのですが、
春を頂くというのはまさに命の芽吹きを頂く事ではないでしょうか?
冬の間は私共の店では河豚の"顔"ばかり見ていたのですが、
春になって食べたい物をちょっと考えるだけで
ウキウキした気持ちで楽しんで料理を作っています。
投稿者 culin : 2007年03月27日 21:07