2007年03月18日

宿という日本文化                     嵐山辨慶 礒橋輝彦

先日、私の所属する旅館の組合の青年部の周年事業がありました。

皆さんご存知の通りどの組合組織も現在会員の減少や
組合活動の質の低下などに苦しんでおり、
この組織も同様の状況ですが周年なので理事でもあるし、行くことにしました。

父が歴代部会長で講演をすることもあり、少し楽しみに行ったのですが
うちの親父を含め3名の歴代が講演する中である人が話した中に
宿という文化の話が出てきました。

わたしの営む店は料理屋であり、旅館であり、
このような施設を料理旅館とか料亭旅館とか旅亭などと呼んでおりますが
この宿文化にも色々と流行り廃れがあり現在を迎えており、
大型旅館が流行りに流行った時代から
個を重視する客室露天風呂などがある旅館が
今はブームになっていたりと時代背景が色々ありますが、
いつの時代も旅館には食事が提供されてきました。

冷めた料理がデーーンとお膳に並ぶ料理から
うちの店のように京料理を提供する店や
最近では多国籍料理を平気で4万円以上の宿泊料で提供する旅館など
様々な趣向を凝らした料理が旅館では楽しめます。

私も仕事柄、同業の旅館を訪れる機会が年に何度かありますが
同じ3万円から6万円程度の宿泊料を支払っても価値のあった店、
又行きたいなーと思う店など色々感じることがありますが
このアカデミーや芽生会(京料理若手の会)で感じることは
宿を経営する者としては、スタンスが少し違い非常に勉強になります。

京料理に身をおかれる方も宿というものから得られることもたくさんありますので、
宿泊時にはその様なアンテナを張ってみてはいかがでしょうか?

投稿者 culin : 2007年03月18日 21:23