「ビール」じゃない「泡」の話 ◆ 下鴨福助 安念尚志 ◆
「泡」といえば「ビール」が思い浮かびますが、
個人的にはそんなに好きではないので、
「シャンパン」について話したいと思います。
数年前に結婚してから嫁さんが無類の「泡」好きなので
「泡」の世界に巻き込まれてしまいました。
結婚前は某酒メーカーにおりまして、
ワインアドバイザー(ソムリエとほぼ同じ資格)と
シャンパーニュディプロムを持っていて
お酒にはうるさい奴です。
ところでシャンパンフルートに注いだシャンパンの泡が、
フルートの底から細くシュルシュル~っと上っていくのを
見ているだけで幸せな気分になってなんだか
ニヤニヤとしてしまいませんか。
あの細かい泡はグラスの底の何箇所からか上ってきますが、
そこには目に見えない程度のキズがつけられているんですよ。知ってますか?
最近はまた第何次かのシャンパーニュブームがひそかに続いているようなのですが、
シャンパンっていうと一般の方がイメージするのはドン○○、ですよね。
でもドン○○だけがシャンパンじゃない、もっといろんなシャンパンを
楽しんでもらいたいと思うのです。
大きくひとくくりされることが多いですが、スティルワイン同様造りやぶどう品種、
調合の割合によって味わいは大きく変わります。
シャンパーニュは大きく4つのタイプに分けられるそうです
(嫁さん受け売り、詳しく勉強したい人はシャンパーニュ委員会日本事務局のホームページへ)。
1.元気なはつらつとした泡、繊細な味わいが楽しめる気軽に飲むタイプ。
2.ワインらしいコクや力強さを感じる、赤ブドウ独特の渋みを感じるようなタイプ。
3.口当たりがやさしいロゼシャンパン。
4.熟成が進んで複雑、泡の勢いがだいぶ落ち着いて静かに飲めるタイプ。
ちなみにドン○○は4番目、本当は静かに複雑味をかみしめながら
飲んで欲しい1本なんですけれど。
普段よく飲むのは1か2のタイプですね。
1は和食なら白身のお刺身、天麩羅など軽めのものに。今ならカニもいいですねぇ。
2は味の濃いものにあわせられます。すきやきとか赤身や魚介類のお刺身。カニみそはこっちかな?
3も意外に面白いのがあります。ブラインドで飲んだら赤ワイン?って勘違いしそうな
ロゼシャンパンもあります。金色のものからサーモンピンク、キールロワイヤルのような
赤色のものまでいろいろあります。これは本当に楽しめます。
料理の最初から最後までこれ1本で、なんて便利なシャンパンもあるんです。
4は本当はシャンパーニュだけで楽しむのがいいですね。
料理をいただいた後、チーズやスモークなどと一緒に楽しむなど。
からすみなどをつつきながらというのも結構いけます。
なんて、書いてたら「泡」が恋しくなりました。
今夜はどんな「泡」で夜を過ごすか・・・・
今はそんな余裕はないんですけれどたまにはいいですよね。
投稿者 culin : 2007年03月02日 23:59