2007年02月28日

アペラシオン・リシリ・コントロレⅡ             木乃婦 髙橋拓児

昆布マニア様、今日も昆布話にお付き合い頂き有難う御座います。

それでは、ご要望通り1月28日のブログの続きを御話しさせて頂きます。
先日の「格付け」なるものの評価基準として、
 1、天然と養殖の違い
 2、取れた浜による品質の格差を紹介させて頂きました。

それに加えて、評価基準として、3の等級があり、1等から6等まで存在し、
大きい昆布の方が等級が高く、良いとされています。

そして、4のヴィンテージですが、これが非常に面白く、奥が深いのです。

実際に奥井海生堂さんで頂いた昆布汁は、
色・味・香り・ヴィンテージなどの違いを見極めるために、
ワイングラスに注がれていました。
一年蔵囲、二年蔵囲と年数を経るごとに、昆布汁の色が黄色がかってきます。
「う~ん、白ワイン!」と思わず言ってしまいました。

更に「20年物もあるんですよ。」と社長様のお言葉。
想像するならば、それはさぞかし『モンラッシェ!!』と思いました。

この奥井海生堂さんでは、蔵囲(くらがこい)といい、
昆布の磯臭さ、ぬめりをおさえて、旨味を磨くために昆布蔵で、
天日で乾燥した昆布を数年寝かされます。
そして、その蔵の中で昆布はワインと同様、
熟成し濃厚な旨味を持つ昆布へと変化していくのです。

また、ヴィンテージの良し悪しも必然的に出てきます。
その年の気候や海水の温度、ミネラル分の量などによって、
色、味、香りにその年の特徴が現れてくるのです。

昆布の品質に加えて、作り手の意思、情熱が溶け込んだ昆布だからこそ
良いだしが出るのですね。

「ARCのレブントウ・クロ・デ・カフカ 2000って良いよね。」、なんていう会話もありでしょうか?

投稿者 culin : 2007年02月28日 20:39