本日のぼやき その7 ◆ 滋賀 比良山荘 伊藤剛治 ◆
「この国は物で栄えて、心で滅びまっせー」
清水寺の管長さんがおっしゃったお言葉やと記憶しています。
敗戦後は、食べるモノ、着るモノ、すべてのモノが不足して
モノ、モノ、モノに苦しめられたと、よう聞かされました。
しかし戦後、生き残った人々の不屈の精神で「モノ」を勝ち取った。
我々の、親父たちも、じいさんたちも、実に勤勉によく働いてくれたんやと思います。
そして我が国は、奇跡的とも言うべく再び息を吹き返し「モノ」で栄えだした。
本来なら、こんなにハッピーで、すばらしい話しは何処にもない筈やったんと違います?
そやのに、どうやろ!!
近頃ときたら、どなたも、こなたも、「物」や「金」やて、おもろない事ばっかり言わはる。
そんな事やから、少女といわれる未成年の女性が、バッグだのアクセサリーだのが
欲しいがために援助交際だと!!それ“売春”でんがな!!
こんな話を聞いたことがあります。
生活に困って体を売る売春婦は世界中にいるけれど、
バッグ欲しさに体を売る少女がいる国は、日本という国ぐらいしか無いらしい。
“金持ち天国” ニッポン万歳!!
この国じゃぁ、カネさえあれば、オンナも酒も美味いメシも自由自在じゃー。
ちょっ、ちょっ、ちょっと待ったー!!
料理界は、まだまだ、そこまで落ちぶれてまへんでー?????
(いやいや本当にプライド高き料理人もお店も沢山あります。)
念のため!!(もちろん前文で出てくる日本女性や少女の話しも、
一部の人々である事はお断りしておきます。)
料理屋の料理とは、亭主(接待する側)が客をもてなす“心”を
表現するための“モノ”ではないかと思います。
この世は、“モノ”と“心”の両輪で動いてる。
どちらが欠けても世の中うまいこと行きまへん。
我々料理屋も、料理という“モノ”と、もてなしの“心”という両輪を
しっかり走らせな、いかんなぁ。
と、あらためて考えさせられる、本日のぼやきでした。
合掌
投稿者 culin : 2007年02月13日 19:39