納豆! ◆ 料亭旅館 清和荘 竹中 徹男 ◆
このごろ巷では納豆がダイエットに効くとか
効かないとか話題になっている。
ある有名なテレビ番組で放送され(後でねつ造がバレて
番組が終了するかも知れないらしいが・・・)
スーパーでも売り切れが続出!
大の納豆フリークの私としては大変迷惑な話だ。
私は元々納豆を食べなかった。
食べなかったと言うより食べず嫌いだった。
あの独特の臭いがとても耐えられず、
「こんなもんは、人の食べるものではない!」と豪語していたぐらいだ。
食卓で隣の誰かが食べていると「やめて~、どっか他で食べてーな!」てな具合で、
ほんとに「大嫌い」な食べ物だった。
それがなぜ食べられる様になったかというと、忘れもしない丁稚時代
「おいテツ!後で納豆食べるからパックから出しとけ!」と先輩の指示。
納豆なんてとんでもないと思っていた私にはとても冷酷な指示であったが、
従わないわけにも行かず、渋々ボールに出して先輩に渡した。
もちろんその臭いたるや、我慢の出来る物ではなかったのだが・・・。
それに先輩は、葱のみじん切り、卵黄、大根おろし、
胡麻、もみ海苔を加え、山葵と濃口醤油で味を付けて混ぜ始めた。
不思議な物であの納豆のいやな香りは消え、
海苔の風味がして、何となく美味しそうに見えた。
そして食卓にそれが上がり、御飯に掛けて食べる事となった。
おそるおそる箸を付けたが、これこそ「箸にも棒にもかからない」とは
このことで、仕方なく丼ごと食べる事となった。
始めは目をつぶっておそるおそるだったが、
今までに味わった事のない食感と旨み、
それと調味料の絶妙のバランスで、
御飯がとても美味しく食べられた。
本当に食わず嫌いとは良く言った物で
「食べて良かった」が正直なところ。
それ依頼進んで納豆を食べる様になった。
最近は百貨店やスーパーの納豆売り場で
美味しそうな物を物色して楽しんでいる。
今おすすめは山形の「枝豆納豆」。粒は大きいが柔らかくとても旨みのある納豆で、
調味料なしか少し塩を振っても美味しいくらいだ。
先人の残した保存食が、今は健康食となって世間に広まってきた。
実際これ自体にダイエット効果は無くても、
肉の代わりにこれで御飯を食べれば必然的に痩せられるわけで、
その上この旨みを感じる事で、繊細な味覚も発達するのではないだろうか?
うちの子供も、毎朝炊きたて御飯と納豆が日課になっている。
皆さんも「納豆ダイエット」に挑戦しては如何?
投稿者 culin : 2007年01月22日 20:05