江戸時代から続く 「江戸野菜」 ◆ 東京 日本橋ゆかり 野永 喜三夫 ◆
野菜でも地方々の伝統野菜が有り、
見た目、味、食べ方、保存方法などが
色々とありますが、
今回はあまり知られていない東京産の野菜、
江戸野菜を紹介したいと思います。
今回は、これからが旬、
今は幻の大根「練馬大根」を紹介します。
東京都 練馬区で栽培している東京伝統野菜、
特徴は細く長い大根、主に昔から漬物用
として使われ、歯ごたえと味のよさで
江戸時代より昭和の中ごろまで
よく見かけられたそうです。
最近はいつのまにか店頭から消え、
今では幻の大根になってしまった。
もともと練馬は江戸の食の需要にこたえる身近な野菜の生産地だったそうです。
なかでも大根は幅広く使われ沢庵、切り干し大根に料理したり、煮たり、焼いたり、揚げたりと
あらゆる料理に応用がきき、大量に出荷されていたようです。
しかし、昭和三十年ごろからを境に生産量が減っていったようです。
練馬も都市化の波で宅地化が進み農地、農家が減りましたし、
病気に強く栽培しやすい青首大根に比べ、練馬大根はむずかしいそうです。
長いものは1メートルにもなるうえ、葉も大きく育つので40センチぐらいの間隔が必要とか。
普通の大根なら25センチぐらいで十分、それだけ収穫数が減ってしまうし、
青首大根なら65日ほどで収穫ができるが、練馬大根は90日から100日はかかるそうです。
また食生活の洋食化に変化するなども減少の原因だとか。
しかし、最近見直されつつあります。
本物でこだわりぬいた安心の商品、マジメに作った昔懐かしい味の大根、
栽培に手がかかる練馬大根ですが、水分が少なく繊維質が強く旨味が詰っていて
沢庵にはピッタリの大根だそうです。
9月上旬ごろまでに種をまき、収穫は11月~年末にかけて行い、
長いうえに真中のあたりがふくらんでいるので抜くのに一苦労、
抜いた大根はその日のうちに昔からのサメ皮を使い大根の皮をこそげ落とし、
水洗いして干しだいたい1週間ていどで干し上がり、糠(ぬか)と塩だけで漬け
着色料を使わずに干した大根が、糠でほのかに染まった色と味は天然で
自然の力で仕上げた練馬大根の沢庵の魅力です。
最近は店でも江戸野菜をたくさん使うようになりましたが、
千住葱、亀戸大根、小松菜、滝野川牛蒡や、滝野川人参、金町小蕪、
独活、山葵などなど調べたらずいぶん有りました。
今回の練馬大根は、根は風呂吹き大根に、葉は一度湯がき刻んでおじゃこと甘辛く炊いて
お酒の肴や熱々ご飯に合せて食べましたが、この葉がまたうまいの何の!!!
京都はこれから千枚漬けや、すぐき漬けがおいしいですね。
投稿者 culin : 2006年11月07日 17:09