器への興味、熱意 ◆ 下鴨福助 安念尚志 ◆
昨日はフェローシップの取材に広報渉外委員として行ってまいりました。
祇園の新門前にある梶古美術さんで器の講習がありました。
400年くらい前からの器の説明から始まったのですが、
最初の方の器(中国から来た器で白磁の青の模様が入ったもの。)は
フランスの人たちはあまり興味を示しませんでした。
彼らは陶器と磁器の違いには引っかかっていました。
厳密には差がないそうで、そう答えると納得されていないようで、
結構あとあとまで引っ張っていました。
そんな中で興味を持っていた器は、
花瓶で大きくひびが入って隙間があいているもの。
そのひびがシンメトリーに入っているものではないので、
このひびを入れたのが意図的なものかどうかにこだわっていました。
昔の人のつくったものなので偶然できたものなのでしょうが、
後で話しますが、どうも最後まで印象に残っていたようです。
ところがだんだんと年代が新しくなるにつれて興味がわいてきたみたいです。
伊万里焼のような金や赤をふんだんに使った作品はフランスの方には
ピンと来たようで、この器はどこで買えるのか、
値段は、など現実的な話にもなっていましたね。
そのあと清水焼団地にいきました。そこで各々自分のイメージする作品を
作ってもらいました。結構これがうまいんです。びっくりしました。
ろくろをまわして器も作ってもらいました。
みんな真剣なまなざしで作っていました。
変わったところではエッフェル塔をつくっていた人がいましたね。
最初から欠けたような隙間を入れて作っていたひともいました。
よっぽど梶さんのところでみた、欠けている器が印象深かったのでしょうね。
今回の取材で感じたのは彼らが予備知識を持っていて
いろんなことを吸収しようとする姿勢。
今回のプログラムはフランス人側の要望を取り入れているのですが、
彼らの熱心に質問している姿がかなり印象的でした。
いろいろ趣向を凝らして組んでいるプログラムからいろんなことを
吸収してもらえればすばらしいワークショップができるなと、わくわくしています。
投稿者 culin : 2006年11月02日 21:52