2006年10月29日

フランシェフと清酒の出会い            京都大学教授 伏木 亨

本年度日本料理アカデミー主催のフェローシップは、
日本酒とフランス料理の出会いがテーマ。
30日はパスカル・バルボをはじめとする招待シェフらが
伏見の酒蔵を見学し、灘の酒蔵では自分の料理に合う酒を物色する。

料理とガチンコに張り合うワイン
それに対して和食に静かに寄り添ってきた清酒

どんなドライな白ワインに比べても日本酒は甘さも酸っぱさも微かだ
彼らも知ってるだろうけど、やっぱり料理を合わせるとなると面食らうだろうな
でも、それが今回のフェローシップの狙いでもある。

このサケは、トレビアン!
とか連発するだろう。でも本心は困惑しているかも知れない。

(いったいなぜこんな味の酒が好きなんだ。)

(イタリアの安ワインをセーヌ川の水で薄めたような味だぜ、ワタシ的には。)

(ひょっとして、根暗なんじゃないか。)

(いや、我々のまだ知らない深い精神の淵がそこにあるのかも知れない、、、、。)

世界的にも著名なシェフたちのことだ。
我々の予想を超えた答えを出してくれるだろう。

我々の気づかなかった日本料理の一面が見えれば最高だ。
日本酒をきっかけにして日本料理の本質と精神性に
彼らが想いを向けてくれれば、それも嬉しい。

日本酒だって古酒もある。個性的な生もと、山廃もと、もある。

どんな酒を選ぶのか、興味津々

投稿者 culin : 2006年10月29日 16:01