いよいよ日本料理フェローシップ ◆ 相伝京の味 なかむら 中村元計 ◆
いよいよ10月29日より約1週間「日本料理フェローシップ」が開催されます。
遅ればせながら私このフェローシップ委員会の
委員長を務めております中村と申します。
よろしくお願い申し上げます。
6月の下旬よりこのフェローシップ事業の準備を進めて参りました。
日本料理アカデミーが目的とするひとつの
「日本料理のグローバルスタンダート化」においては
非常に重要な位置を占める事業となります。
本年度は世界的に将来が有望されるフレンチのシェフ3人と
それぞれの店のサービス3人を招聘し、
料理、食材のみならず料理の背景にある風土や文化とあわせて
日本料理への理解を深めて頂く予定です。
各研修も我々日本人料理人が考え用意した研修以外に
彼らの希望である、畜産農家見学、柚子畑見学、
刀鍛冶研修等も含め大変充実した研修内容と自負いたしております。。
畜産農家見学ではどのようなことが知りたいのでしょうか?
フランスでは一般に霜降り肉は敬遠されがちです。
にもかかわらず霜降りのある牛を育成する現場を見学したいとは?
一体、どのようなことに目的があるのか?
柚子畑の見学をしたいといってきたときには正直、
「そんなん見てどないすんの?」と思いましたが、
少なくとも彼らは柚子が非常に好きで、興味をもっているらしく、
ひょっとしたら柚子の飼育に関してあらゆる質問をして、
種を持ち帰り、育てるような気がしています。
それほど日本の柚子は彼らにとって興味をそそるものらしいです。
何時の日かフランスの市場には柚子があふれるほど
並べられているかもしれません。あくまで僕の推測ですが。
又、刀鍛冶を見学したいということですが、
それだけ日本の包丁のよさを理解してくれているということでしょうか。
<現に仕事で日本の包丁を使用しているシェフ達は少なくないようです。
それでその包丁がどのように作られていくか自分の目で確かめたいのでしょう。
その他禅研修はサービスの人たちだけの研修ですが
シェフ達も出来れば行きたいという事でしたし、
日本にいて時間が許す限りいろんなことを学びたいという申し出があり、
我々もそれに出来るだけ答えるように準備しました。
いずれにしても今回日本にやってくる彼らは流石、
料理に対するモチベーションが非常に高いことが伺えました。
そういう人たちと接する機会が持て、
こちらも研修させてもらっているというような
関係が築ければ非常に有難いなと感じます。
彼らの考えるフランス料理とは?
又、日本料理とは何か?
彼らの作る日本酒に合う料理とは?
又その料理へのアプローチはいったいどんなものか?
とても興味のあることです。
本当にワクワクする楽しみな1週間が始まろうとしています。
投稿者 culin : 2006年10月26日 18:59