2006年10月14日

酒とワインと日本料理                     修伯 吉田修久

CA320019-2-s.jpgここ最近私の店ではワインを注文される
お客様の割合が大分増えてきました。
(殆どがブルゴーニュのワインですが)

大体2割のお客様がワインで4割が酒、
3割が焼酎といった感じです。

ワインは美味しいものを選べば
2万、3万~は当たり前になってしまいます。

それに比べ2万、3万円分の日本酒を
飲もうと思えばものすごく良い酒、
もしくは飲みきれない量になります。

ワインを注文される殆どのお客様は
ワインに詳しく値段と価値の分かる方で、
若い年代のワインよりも、
1960年~1990年といった飲み頃のワインをゆっくり、
そのワインの変化を楽しみながら飲まれます。

日本酒を飲まれるお客様では、料理との相性の良い酒は何かと質問されて、
料理に合わせて酒を変えて楽しまれるようになってきました。

日本酒を飲まれるお客様とワインを飲まれるお客様との料理の違いは、
日本酒を飲まれる方には日本酒の種類によって辛口の酒の場合と
純米大吟醸などのフルーティーな感じの場合と、
量をたくさん飲まれる方と少量との方に分け変化をつけて、

ワインを飲まれる方には、そのワインが年代ものになってきますと、
料理よりもワインがメインになってくるのでワインの邪魔をしないように、
日本の食材の持つ天然の味をそのまま自然に、
そして調味料を軽くして仕上げるように心がけます。

日本酒とからすみなど昔からの定番もやっぱり旨いと思いますが、
日本料理の食材や調理法以外にも相性がよいものや
日本酒をもっと楽しめるものがあると思います。
そうすれば海外でも日本酒のシェアが増えるのではないかと思います。

実際フランスでは日本酒の認知度、需要が増えてきていて、
そこに日本酒の楽しみ方、相性の良い食材を伝える事ができれば
自然と日本酒の人気が上がるのではないかと思います。

私は、フランスで5000円のワインより
日本で5000円の酒のほうが絶対旨いと思います。

たくさんの外国のお客様と話をしたり、
海外に行くと多くの国の人が日本の文化に興味を持っていると感じます。
日本の文化を海外に伝える事は、その国の人が
日本に興味を持っていれば浸透しやすいと思います。

また、伝える事によって学ぶことは多くて改めて考える事や
気付く事があり自分自身も成長していくように感じます。

ワインと相性の良い日本料理を考えるように、
日本酒と相性の良いフランス料理を知る事で
新しい日本酒の楽しみ方が分かるかもしれません。

投稿者 culin : 2006年10月14日 19:52