2006年10月08日

私の好きな言葉                         鶴清 田中信行

私は昔の人の言葉や、中国の論語などが好きでよく読みます。
そのような言葉を読むと自分に対して戒められたり、
がんばろうという気が起こります。

私の好きな言葉の中で、山本五十六元帥の

やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず

という言葉があります。これは、人を教育するときの言葉です。

私達の料理の世界では、教えてもらうのではなく見て盗めとよく言われます。
私も修行時代は先輩から、「俺がカラスは白といえば白なんじゃ」といわれたり、
自分に見に覚えのない事でも「はい、すいませんって言っておけばいいんじゃ」と
非常に理不尽な事を言われていました。

しかし、このようなことがすべて悪いとは思いません。
回りの人のミスでもそれを自分が少し気をつけるだけでなくなる可能性もあります。
そう考えると自分にもなにか悪い点があったのではないかと考えるようになり、
全く悪いわけではないと思うようになりました。

また、先輩をたてることや、機嫌をとる事も覚え、
人付き合いの大切さやコミュニケーションをとることの大事さが分かりました。

しかし、今どきそんな事を言っていると、誰もついてこない時代だと私は思います。
実際この理不尽さに耐えられなくなり、やめていった人間も何人もいます。

ですから、教える側が愛情を持って、辛抱強く接してあげる事により、
こちらの誠意が伝わればいいと思います。

しかし、こちらのやさしさに甘える人間もいると思います。
そのような人間には愛情を持って叱ってあげるべきだと思います。

今の時代教える人が己を律し、愛情を持って関わり、
その人間の魅力で人はついていくのだと思います。

ですから、上の立場になればなるほど、楽になるのではなく、
苦労をしてでも魅力をつけていかないと誰もついてきてくれない
のだと思います。

山本五十六の生前の事を本などで読み知っていくと、
又この言葉の深さがよりわかってきます。

まだまだ書きたいことはたくさんあったのですが、続きは次回に書こうと思います。

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投稿者 culin : 2006年10月08日 13:20