ディンタンシャンタンパイタンマオタンスータンナイタン ◆ 髙橋拓児 ◆
「チャンタションパイタンヤオモウパイスーピンナイタ」
中国料理の「湯」つまりスープについて調べていると、
いつの間にか麻雀用語になっていました。
今の私にとって上海は、こんなイメージなのです。
実は私、9月の中旬に上海に行っておりました。
旅の2日目に上海から郊外の「朱家角」という水郷の町に行きました。
そこは、「小橋と流水の天然風景、正真正銘の明清時代の町」と形容されており、
敷地面積は47平方キロ、9つの長い町並みが河沿いに伸びて
千棟以上の明、清時代の建物があります。
実際に船に乗って川から水路に入っていくと、
そこの光景はまさに、京都の高瀬川と岡山の倉敷川を足して2で割って
胡麻油の香りを添えた感じで、「おおっと~素晴らしい!」と思わず叫んでしまいました。
その瞬間のバックミュージックが極め付けで、
麻雀のジャラジャラ音、更に素晴らしいの一言でした。
水路沿いに住んでいる女の人は水路の水で洗濯しているし、
犬は放し飼い、ある人は床机で将棋・・・
そして手漕ぎ船は古い石橋を幾つもくぐりながら進んで行きました。
さて、麻雀というキーワードを引き出す為の長い前置きを終え、
本題に入り、タイトルにある、何処で切れるか分からないタン=「湯」についてお話します。
上海にいる間に、ラーメンから高級料理まで流行の店を何軒か回りましたが、
何かスープの動物性の旨味が弱く、物足りないものを感じていました。
散策中、マクドを見つけました。
ファーストフードとはいえ、国によって内容が違うので、
確かめに入ってみると写真のようなアップルパイらしき「マメパイ」が売っていました。
「絶対食べへんし~」と思いつつ、閃きました。
そう言えば、上海は海鮮料理が有名ですが、
同時に米や豆類の穀物地帯でもあるのです。
ですから、上海では素湯(スータン)、つまり淡い味わいの精進だしが
ベースになることが良くあることなのです。
その「湯」をベースに新鮮な魚介類の味を加えるという手法が多く見受けられました。
あっさりした風味、そこが香港との大きな違いのような気がしました。
やっぱり同じ中国でも、広東と上海も気候、風土、文化によって
それぞれ違うのだなと思うと、未踏の四川・北京には行く必要があるなと思いました。
投稿者 culin : 2006年09月28日 19:18