我が家の留学生の舌 ◆ 嵐山辨慶 若主人 礒橋輝彦 ◆
今日は現在我が家に居候の留学生のお話をしたいと思います。
アメリカのオレゴンから世界ロータリーの交換留学で一年間来日している
高校生のダンカン・マキュー君が先月から我が家の家族として暮らしておりますが
彼の食生活について少々お話しますと来日直後、
夕食が純和風の煮物などが並ぶ食卓だったのですが
うちの母が気を使いソーセージを炒めたものをダンカン君に特別に用意したところ、
見事にソーセージだけを意識的に残していました。
彼はかなりの親日家で自分だけ特別なものを用意されるのが嫌なのがわかりました。
それからというものまったく私たちと同じものを食べているのですが
納豆をはじめお刺身やちりめん山椒などあらゆるものを平気で食しております。
特に、魚の煮つけなどは好物のようで喜んで食べております。
来た時からお箸の使い方も普通にできていたのですが
私としては料理屋に留学してきた以上、お箸の使い方は
普通の留学生より上手くなって欲しかったので
特別に豆を一粒づつ皿に移す特訓をしてやると頑張ってやっておりました。
たぶん帰るころにはさらに上達するので太田監事より上手くなることと確信しております。
私は、古い固定観念でアメリカ人はハンバーガーや
ステーキばっかり食べていると思い込んでいたので
彼が魚をはじめ和食の味付けにすんなりはいってこれたので驚きの反面、
日本料理のグローバル化のスピードを感じることとなりました。
彼のように少々日本に興味があったり、
現在外国で食すことのできる日本料理を味わった人間は少なからずいますが
本当においしい、本来の味付けの日本料理を
これから日本料理アカデミーが先頭で普及していけば
もっともっと日本について興味を持ったり、
さらには日本料理の正確な普及につながると確信したと共に
本来の食材や本来の味付けはやはりまだ浸透していないことがわかりました。
世界中で本当の日本料理が普及し、日本に興味を持ったり、
食を通じて友好関係が築けることを願っております。
さて、毎日のように昼のお弁当を15年ぶりに作ることになった母は苦労しておりますが
たまに母の作る弁当が懐かしく食べたくなるのは私だけでしょうか???
投稿者 culin : 2006年09月18日 22:11