Dinner with friends ◆ 修伯 吉田修久 ◆
日本では、なかなか外国人の家に招待される機会はあまりなく、
また、友人などを週末に招待する文化もあまりないと思います。
私のフランスの友人が日本に来てまもなく
日本の友達を自分の家に招待した時の話で、
その日本の友達はおみやげにフルーツを持ってきたそうです。
その日本人は日本のフルーツはすばらしく美味しいから
フランス人に食べてもらってびっくりしてもらおうと思って持ってきたそうです。
期待どおりフランスの友人はびっくりしたのですが、
なぜフルーツなのかと思ったそうです。
フランスでは、自分が招待された時にはワイン
またはデザート(手作りのケーキまたは市販のケーキ)が普通で、
フランスではフルーツは値段が安く皮を剥いたりと手間がかかるためもっていかないそうです。
フランスではたくさんの美味しいフルーツがその季節ごとに、
すごく良い状態で安く売られており、各家庭ごとの食卓には
必ずたくさんのフルーツがテーブルの上に置かれています。
何のフルーツをその人は持ってきたのかと聞くと、マンゴーだそうです。
彼にすれば日本のマンゴーが一個2000円~3000円するとは夢にも思ってなくて、
フランスでは100円~300円だそうです。
今では日本での滞在期間の長い彼は日本の食文化はかなり理解していますが、
値段の高さは理解できないと言っています。
また、彼は世界中で2000円~3000円もするマンゴーは日本だけだと言います。
しかも、日本で2000円のマンゴーを食べても自国での
もぎたてのマンゴーと変わらないとも言います。
確かに海外で食べる熟したマンゴーは美味しくて
日本のマンゴーと値段ほどの差はないと思います。
日本は美味しいフルーツがたくさんあると自慢したところで、
国土の広いフランスだから言えることかもしれませんが、
フランスには安くて美味しい野菜、フルーツがたくさんあると彼は言います。
美味しくて普通のものより手間と時間をかければ
値段が高くなることはしかたがないと言っても彼らには理解できないようです。
自給率の高いフランスと自給率の低い日本、学ぶことはたくさんあると思いませんか?
10月29日からの日本料理フェローシップ、本当に楽しみです。
投稿者 culin : 2006年09月14日 09:45