2006年08月27日
胡麻豆腐 ◆ 銀水 山岸裕明 ◆
先日、比良山荘の伊藤氏と飲みました。
2時間程飲んだのですが、その内1時間は胡麻豆腐の話をしました。
さて、胡麻豆腐ですが、これもその店々で作り方の違いがあるものだと思います。
材料は、胡麻・水・くず粉・塩・・・水の代わりに昆布だしの人もおられるでしょう。
胡麻ペーストを作る時に胡麻を煎るところもあれば、
前の日から水につけてブレンダーで作るところもあるでしょう。
又、裏ごししてこすところもあれば布ごしするところもあるでしょう。
裏ごしは2回ごし?1回だけ?酒はいれますか?くず粉はどこ産のものですか?
練る時の火加減は強め?中火?弱火?
少し考えるだけで、これだけバリエーションがあります。
しかし、共通している事が1つあります。
それは、汗水たらして練って練って練り倒す!!!
これは、どこの店でも同じだと思います。
涼しい顔して「胡麻豆腐です。」とお客様にお出ししますが、
作っている時は汗が全身の毛穴から噴出し、手はだるくなり、
タオルを首に巻き汗が鍋に入らぬ様に吹き拭き・・・
まるで、水鳥の様にお客様には水の上の姿を見てもらい、
作る時には水かきのついた足で必死に水中をかいている。
まぁ、我々料理屋の仕事というのはある意味すべてこれに共通するのではないでしょうか。
「美味しい!」の一言を聞くためだけの仕事です。
皆さん、どこかで美味しい胡麻豆腐を食べたら「美味しい!」と言って上げてください。
それは、最高の誉め言葉ですから・・・
さぁ、今日も練り上げた後の麦茶を楽しみに胡麻豆腐を作ります。
投稿者 culin : 2006年08月27日 09:58