2006年08月25日

ご飯                              魚三楼 荒木稔雄

ご飯の美味しい炊き方知ってはりますか。
私たちは、できる限り、炊き立てを出すことで「美味しかった。」と
お客様に言っていただけるよう炊いております。

しかしながら、本当に「美味しいのは」と良く考えております。
「ご飯が立つ」とよく言われますが、私はご飯が立つぐらいの固さでは
少し硬く感じますし、甘さが足りなく思えます。

しかしながら、世間では美味しい目安のひとつと考えられています。
関東の方は固めのご飯を好まれますし、関西の方はやわらかめのご飯を好まれます
文化の違いが、ご飯の味を決めているように思われます。

関東の方は朝、ごはんを炊かれます
そのご飯を握り飯にして、農作業や戦に出られたように聞いております。
また、関西の方は夕方ご飯を炊き、朝は昨日の残った冷ご飯で
お茶漬けを食べられたと聞いております。
農作業や戦に出るため、腹持ちの良いように少し固めのご飯を
食べられていたようです。

また、関東ローム層を通った水で炊くと、どうしても表面が硬く炊き上がるようです
関西の場合、商人や公家の町が中心だったため、
力仕事をしないのでより消化のいいようにやわらかめに炊かれ、
また、水自体も軟水のため表面が溶け、やわらかめのご飯になるようです

ご飯の美味しい炊き方は人それぞれ違うように感じます。
固めのご飯を良く噛んで、甘さを楽しむ食べ方
柔らかめに炊き上げ、米自体の甘さを柔らかさの中に引き出す食べ方
本当に、日々食べられている物だけに本当に難しく、
いろいろな美味しいご飯の炊き方があるのだと思います。

いま、ご飯について少し考え方を書きましたが、
ご飯だけではなく料理自体何が今、美味しく思われているのか、
美味しいのか、時代とともにどんどん味覚の変化が見受けられます
現在の子供たちが大人になっても、「やっぱりご飯は美味しい」と言わせられる食生活
これからも大事にしていきたく考えます。

投稿者 culin : 2006年08月25日 21:13