2006年08月10日

ニューヨーク訪問               辻調理師専門学校 小山伸二

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はじめまして。
私もこのアカデミー内では少数派の、非・京都人かつ非・料理人です。
よく、京都特有の場の風が読めずに困惑することがありますが、
この話題は、すでに大森さんが書かれているので、そちらを参照して下さい(笑)。

私は、2007年に予定しているニューヨーク食文化事業を担当しています。
そのプロジェクトの視察と現地でのミーティングなどをかねて、
7月下旬にニューヨークに出張に行ってきました。
このプロジェクトに関しては、いずれ書く機会があるかと思いますので
今日は、ちょっと横道にそれた話を。

ニューヨーク出張中、オフの時間を利用してほかのメンバーにはこっそりと(笑)、
マンハッタンのラーメン屋へ行ってみました。
一応これも、りっぱなニューヨークにおける日本食のフィールド・ワークということで(笑)。

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さて、現地で合流したアメリカ在住の友人に連れられていったのは、
グリニッジ・ヴィレッジの一角にある、とあるお店へ。
なんだか、阿佐ヶ谷とか高円寺あたりにありそうな感じのラーメン店
(東京・中央線沿線の人にしか通じない? )。
聞くところによるとオーナー・シェフは日本の青年。
メニューに並んでいるのは、醤油ラーメン、味噌ラーメン、
塩ラーメン、ギョーザと、いたってオーソドックス。
さっそく、醤油ラーメンを注文。見た目は、まったく、普通のラーメン。

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一口、二口、すすってみて、あれれ、って感じ。
なにかが、足りない物足りない。麺よし。具も問題なし。
出汁は、おそらく、煮干ベースのさっぱり系。それにしても、スープの味が頼りない

なぜなんだろう、って一緒に食べていたアメリカ在住の友人(日本人)に
疑問をぶつけたら、きっと、醤油のせいではないか、と。
スープの仕上げに使っている醤油の味が、
日本の醤油とどこか違っていて、味が「へなちょこ」なんだそうだ。
切れがないというのか。
その醤油のせいか、塩気が足りないというより味の輪郭が曖昧な、
いかにも外国で食べるラーメンって、感じになっているみたいです。

日本食が浸透しているように見えるニューヨークでも、
まだまだ、調味料など基本的なところで本場と同じものを出すのは
大変なんだ
、ということを実感。

まして、本格的な日本料理の技術や文化をこのアメリカの地で紹介し、
理解してもらうのは、なかなかの大事業だなあ、と思いつつ、
ラーメンを、ずずずーっと、すすっていたのでした。

投稿者 culin : 2006年08月10日 15:56