2006年08月09日
土用丑の日とウナギ ◆ 三好 徹 ◆
今年の土用丑の日は何となく涼しい京都でした。
梅干しも土用越しが出来なかったとよく聞きます。
うちはウナギ屋ですので夏の涼しいのはちょとかんにんしてもらいたく思います。
とはいえすでに土用も明け、暦の上では立秋です。
まだまだ残暑厳しいですがみなさまお体ご自愛くださいませ。
さておき、今日は少し土用にもどってみなさまもご存じの
ウナギ屋の話をします。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテをしやすい時期ですから、
昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、
土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。
また精の付くものとしては「ウナギ」も土用ウナギという風に
結びついたのでしょうね。
今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは
幕末の万能学者として有名な平賀源内が、
夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、
「本日丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、
大繁盛したことがきっかけだと言われています。
が、もう一つ文政の頃、江戸のウナギ屋が大名に蒲焼きの大量注文を頼まれ、
約束の日の数日前から焼きだしたが、いざ納める日になると
多くの蒲焼きがいたんでたそうです。
ただ、土用の丑の日に作った分に関しては
どうにもなっていなかったという事実もあるようです。
ウナギはご存じのとおりビタミンAがすごい豊富な食べ物で
口から物を食べる食物としては一番効率よく体に吸収できるそうです。
それから、うなぎの脂が胃に粘膜をはって菌を体にとりいれなくするという効果があります。
夏バテ解消や風邪をひかないためにいかかがですか。
投稿者 culin : 2006年08月09日 10:21