私が感じた、国際交流とは・・・ ◆ 萬重 田村 圭吾 ◆
私、今年度地域食育振興委員会副委員長をさせて頂いております、田村圭吾と申します。
先日、委員長の園部より当委員会の「食育」についてお話が有りましたので、
本日は私が感じた「国際交流とは」についてお話させて頂きたいと思います。
今から15年前、私が大学卒業後カナダのトロントに語学留学をした時の出来事です。
私自身、英語が不得意な人間でしたが、(今でもダメですが)・・・
「世界の人とコミニケーションをとるのなら、英語は不可欠」と思い留学いたしました。
そこで出会った多くの他の国の留学生が自国のことをしっかり理解した上で
海外に出てきていて、彼らはそれぞれ自分自身の明確な意見を
持っていることに驚かされました。
私も料理屋の息子ですので、日本のことを多少は知っているつもりでしたが
彼らの自国に対する理解度と投げかけられる質問についていくのが
やっとだった記憶があります。
その為、自分の明確な意見が無く、自国に関して無関心な日本人留学生は
相手にもされていませんでした。
この時「もっと自国のことを知り、自分が目指す料理のことを勉強し、
そして京都のこと、日本のこと、世界のことを知らなければならない。」
と強く思ったことを記憶しています。
昨年はフランスでワークショップに参加させて頂き、
現在は京都市教育委員会様と食育に取り組まさせて頂いていますが、
日本料理アカデミーの活動を通して、私が15年前感じた
「真の国際人になるには自国のことを知った上で他国を知ろうとしなければ、
本当の意味での国際交流はない。」と感じたことが、
自分が仕事としてさせて頂いている「料理」を通じて学び、考え、
国内外の人々と相互理解を図ることができると信じているからです。
現在も多くのことを、多くの方との出会いの中で、
また食育を通した子供達から、日々教えて頂いていることの連続です。
願わくば我々と共に学んだ子供たちが「和食」を通じて
日本の食文化や自国のことに興味を持ち、少しでもこの国のこと理解し、
世界の人々とコミニケーションを取る為の手段を身につけて頂ければと思っております。
今後も日本料理アカデミーの活動を通して皆様と真の相互理解ができればと思っております。
投稿者 culin : 2006年07月24日 10:18